ああ そんな世界でさ 隠すように息をして ああ ただ流されてさ 空しさに飲み込まれて ああ 夢なんて無くて 記憶も靄がかって ああ 空が白んでさ 薄明かりの中探していた 僕の存在価値を見出せずにいた黎明 解の無い空声明 無駄な生命 そんなさ 単純なものじゃないって分かっている けれどさ 何も無いよりかは良いんじゃないか って思った ああ 無気力に生きて 現実は見て見ぬふりで ああ 悩みも分かんなくて 心に風が吹いたあの夜 僕は正解の世界を探し求めていたんだ 雲夜が霽れぬまま時は過ぎゆく 遥かな明日を生きて征く自分に嘘を吐きながら 白とも黒とも言えぬ浮かぶ雲のように って言うの？ ああ こんなことばっかで 自分を嫌になりそうで ああ まだ止まぬ時雨 長雨に染まるような心で 僕は…　僕は！ 嗚呼！ここにいる！ 世界の彼方で謳えるなら 空と一つになる雲になろうか 遥かな明日を生きて征く意味は分からないけれど 何も無いよりかは良いんじゃないかって 行こうか