有楽町の街頭が揺れている 時間は止まったままこぼれおちる 都会の風が髪をなびかせて 記憶の線路は銀色に輝く 誰かの足音が遠ざかってく すれ違いの影が溶けていく 君を想う 切符一枚 夕暮れの駅に立つ孤独 言葉にできない想いたち 静かに舞い散る記憶 ガラス越しに見える街並み 色褪せた写真のように すれ違う人々の呼吸 消えゆく季節の匂い 君を想う 風景の中 冷たい空気が胸を貫く 言葉にできない哀しみが 静かに揺れる街角で 君を想う 時刻表の端 消えゆく光の残像 言葉にできない farewell 静かに溶けゆく瞬間 君を想う 線路の果て 遠ざかる汽笛が鳴り響く 言葉にできない旅路が 静かに紡がれていく